
仕事と育児の両立を考える看護師にとって、頭を悩ませるのが保活です。保活とは、その名の通り子供を保育施設に入れるために保護者が行う活動になります。
一昔前であれば保育施設の選択肢が豊富にあって利用者は自由に選ぶことができましたが、時代の移り変わりによる施設の減少で競争率が上がり、一筋縄ではいかないのが実情です。そのため、しっかりとポイントを抑えて行っていくことが保活成功の鍵となります。
保活を行う上での基本となるのが、情報収集です。保活を行う人の中には、数を撃てば当たるくらいの感覚で闇雲の応募をする人も少なくありません。
保育施設の合否は、予め設けられた利用基準に対する指数の合計で決まる形となっています。この審査基準や指数による計算方法はそれぞれの自治体によって異なることから、まず最初に住んでいる自治体の利用基準と指数を確認することが大切です。
大都市圏など小さい子供がいる家庭が多いエリアは特に激戦区になりやすく、一般的な合格ラインを満たしているにもかかわらず合格できないケースもあります。こうした激戦区に済んでいる人は、入りやすい地域への引越しも含め、1点でも多く点数を稼ぐ方法を模索することが重要です。
情報収集によってある程度保育施設の目星が付いたら、実際に見学に行きます。
一口に保育施設と言ってもルールや行事など細かい点で違いがあるので、見学に行く時はこの点も確認することを忘れてはいけません。それと同時に園内の雰囲気や職員の人柄などもチェックし、安心して子供を預けられるかどうかを見極めることが大事です。
なお、保活が成功したからといって、それでお終いではありません。折角保育施設に入れても、子育てに理解ある職場でなければ子供の急病などにすぐに対応できないため、子育て支援体制が整っている職場を探すといったことも視野に入れなければなりません。仕事と育児の両立を叶えたいのなら、子供を育てながら看護師として無理なく働く方法をしっかりと模索し、ベストな選択肢を選ぶよう心掛けましょう。
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